TOUSは倫理規範を掲げ、多文化主義を奨励する
同一賃金ポリシーを備えた雇用体制を設けています

TOUSが掲げているは倫理規範は、社員とサプライヤーの両方を対象としたもので、業務の透明性を保証するものです。TOUSグループとの取引や業務提携は、互いを尊重し合う対等な関係を築き、維持するという指針に従って行われます。価値観、宗教、信条、種族的出身、人種、国籍、性別、性的指向、家族、疾患、身体障害など理由のいかんを問わず差別は禁止されています。TOUSグループの全社員がこの差別禁止の原則を守り、全社でこの原則が保証されます。 同様にTOUSは、男女の平等、待遇と機会の均等を守るための男女平等プランも導入しています。

平等と男女同権

現在、TOUSの取締役会は45％が女性（非取締役の秘書を含め11人中5人）です。取締役会メンバーの女性は、Alba Tous（社長）、Rosa Tous（副社長）、Laura Tous（Dayaday代表取締役）、Beatriz González-Cristóbal（独立顧問）、Nuria Garrós Ribera（非取締役、秘書）の5名です。

執行委員会と経営委員会で構成される上級経営陣において、メンバーの45%が女性（22人の内10人）であることは特記に値するでしょう。

スペイン全体では、TOUSのスタッフ1,878人のうち1,649人が女性で、これは従業員の88％を占めています（2018年1月31日現在）。世界のその他の地域でも同様の割合が見られます。

TOUSのビジネスモデルは、垂直統合型の製造小売りが
特徴です

TOUSのビジネスモデルの特徴は、商品企画から小売りまで運営する垂直統合型製造小売りです。インスピレーションから研究開発、生産、流通、販売、アフターサービスに至るまで、各プロセスにTOUSの多彩なチャンネルを通して品質とディテールへのこだわりを提供し、年間300万アイテム以上の生産能力を実現しています。

会社の歴史とアイデンティティを守るTOUS HEF
プロジェクト（Enterprise Heritage）の開発

TOUS HEF (Heritage, the Essence of our Future) プロジェクト：TOUSが持つ会社の歴史的遺産の研究、保存、普及、評価を促進することによって、会社の歴史とアイデンティティを継承するプロジェクトです。 社会的責任に対応する基準に従い、TOUSが持つ会社としての歴史的資産（経済的資産、社会的資産、文化的資産など）の現代における活用を促します。 このプロジェクトは、TIC（Technology of Information and Communication：情報通信技術）の利用、革新的な行動、文書を通した知識の伝授、TOUSの会社としての歴史的遺産の普及を促進するものです。デザイン工程、近年の製品製造の知識、ならびにTOUSの会社としての歴史的遺産を通した現在の社会文化環境についての知識を深めていきます。

職場における危険防止と健康と安全に関する
ポリシー

TOUSは危険予防ポリシーを定め、職場における危険防止体制の実施と発展を奨励しています。このポリシーは技術的工程または作業を行う環境の整備などといった業務活動や意志決定と連動して実施され、組織のあらゆるレベルに適用しています。危険予防ポリシーはTOUSグループの従業員、ならびに本社や作業チームの従業員にも適用します。

TOUSの経営陣は、リスク予防のパフォーマンスと水準を継続的に改善するため、 リスク予防に関する適用法規を遵守することを実行しています。従業員の作業環境を向上するためのリスク予防管理に全社スタッフ（契約社員、委託業者を含む）の参加を奨励し、グループがリスク管理の適切な水準を維持するために会社施設で勤務するすべてのスタッフ（契約社員、委託業者を含む）の関与、情報伝達、研修、話し合いを奨励しています。

製品保証ならびにキンバリー・プロセス（ダイヤモンドの原産地証明を義務付ける制度）やケア等の
製品管理に関する証明書・原材料証明書の取得

原材料の産地はTOUSにとって重要な意味を持ちます。 キンバリー・プロセスは紛争地域からのダイヤモンドが市場で取引されないようにするために設けられている証明制度です。これはダイヤモンドの購入が紛争の資金源となったり、人権を侵害しないことを保証するために導入されているものです。キンバリー・プロセスは市場の97％以上において遵守されており、TOUSではこれに参加しているサプライヤーとのみ取引を行っています。 ダイヤモンドだけでなく、TOUSはあらゆる製造工程で使用する各原材料および金属の原産地を徹底的に調査し、適正な認証を取得しています。

Responsible Jewellery Council
（RJC=責任ある宝飾のための協議会）の公式メンバー

TOUSは、持続可能性へのコミットメントと、全社的実践を評価する監査を高成績で完了したことを受け、世界の宝飾業界における倫理的で責任あるビジネス慣行の基準を定めた国際非営利団体であるResponsible Jewellery Council （RJC）の公式メンバーに認定されました。
今回の認定では、RJCが定めた持続可能性に関する基準をTOUSがクリアしたことにより、100年の歴史を持つTOUSの持続可能性、環境、人権、品質、透明性へのコミットメントが改めて示されたことになります。なおRJCは、社会的・環境的基準システムの設計・実施の優秀性ならびに品質の基準を定める国際的組織であるISEAL Alliance（国際社会環境認定ラベル表示連盟）のメンバーです。

会員資格と文化支援

1920年以来ジュエリー製造一筋に携わってきた家族経営企業であるTOUSは、工芸およびジュエリー取引を通して文化的理解を奨励する様々な国内外の機関と、会員資格やそれへの資金援助という形でつながっています。

TOUSはCírculo Fortuny, Andema（ブランド保護協会）、AMRE （Leading Brands Forum） 、ACME （Association of Fashion Creators of Spain：スペインファッションクリエイター協会）、IEF （Instituto de la Empresa Familiar：家族経営企業協会）の会員です。また、メキシコのMAP（Museo de Arte Popular：民芸品博物館）、バルセロナのバルセロナ現代美術館などの博物館・美術館にも文化支援を提供しています。その他にニューヨーク公共図書館およびモスクワのMAAPとも文化支援とコラボレーションを行っています。